ed sheeran(エド・シーラン)がコラボアルバム「No.6 Collaborations Project」をリリースする。
SNSでエド・シーランがこのアルバムの全トラックリストを公開した。これに先駆けてこの記事では、参加アーティストらの簡単な紹介とたっぷりのMVでトラックリスト順に紹介しようと思う。
今回リリースされる「No.6 Collaborations Project」は2011年にリリースされた「No.5 Collaborations Project」の続編という位置付けになるだろう。同年にデビューアルバム「+」もリリースされている。
前作「÷」は他のアーティストとのコラボなしで世界中でバカ売れ。これまでに3枚のアルバムを発表しソングライターとして、そしてライブで埋められる規模も成熟しきった状態でリリースされる今作はコラボアルバムのリリースタイミングとしては完璧ではなかろうか。「No.5 Collaborations Project」と同様、エド・シーランが次のステージへと進む重要なアルバムになるはずだ。
「No.6 Collaborations Project」トラックリスト
1. Beautiful People Feat. Khalid
2. South Of The Border Feat. Camila Cabello & CARDI B
3. Cross Me Feat. CHANCE THE RAPPER & PNB ROCK
4. Take Me Back To London Feat. STORMZY
5. Best Part Of Me Feat. YEBBA
6. I Don't Care With Justin Bieber
7. Antisocial With Travis Scott
8. Remember The Name Feat. EMINEM & 50 CENT
9. Feels Feat. Young Thug & J HUS
10. Put It All On Me feat. Ella Mai
11. Nothing On You Feat. Paulo Londra & DAVE
12. I Don't Want Your Money Feat. H.E.R.
13. 1000 Nights Feat. Meek Mill & A BOOGIE WIT DA HOODIE
14. Way To Break My Heart Feat. SKRILLEX
15. Blow Feat. Bruno Mars & Chris Stapleton
それではさっそく紹介していこう。
01.Khalid ”Talk"
R&Bの枠を飛び越えて様々なアーティストの楽曲に参加している今もっとも勢いのあるR&Bシンガーの一人だろう。ゆるさを全面に出したこの曲はKhalidの良さを最大限に引き出している。エド・シーランの声との相性も良さそう。
02.Camila Cabello "havana ft. young thug"
元フィフス・ハーモニーのメンバー、現在はソロとして活動している。いつも胸元がバックリ開いたファッションを好んでるイメージ。エドとのコラボ曲もラティーノポップのような物ではないかと楽しみにしている。
02.Cardi B,Bad Bunny & J Balvin " I Like It"
貧困や恋人からの暴力、それらから逃れるために始めたストリッパーという仕事。そんな人生から成り上がった超絶努力のシンデレララッパー、彼女こそはCardi Bである。この曲は洋楽好きなら一度は聞いた事があるだろう。メジャーデビューシングル「ボダック・イエロー」はテイラースウィフトを押さえてビルボードシングルチャート1位を記録し話題となった。
03.Chance The Rapper "Same Drugs"
グラミー賞受賞アーティスト、特徴をあげればゴスペルやジャズの要素をHIPHOPに取り入れている事だが、最大の特徴はレコード会社と契約していない事だろう。これまでの功績はラッパーとしての才能だけでなくセルフプロデュース能力もずば抜けているからこそ。彼に続くアーティストもこれからきっと出てくるはず。
04.Stormzy "Vossi Bop
UKグライムシーンのど真ん中の存在。リリカルに歌うラップの表現力の豊かな事。普通に歌を歌ってもうまい所がすごい。エド・シーランとのコラボアルバムでは普通に2人でバラードを歌ってほしいというのが個人的な願望。
5. Yebba "My Mind"
グラミー賞受賞のシンガーソングライター。サム・スミスともコラボしていてブルージーな歌声が特徴ですね。エド・シーランは"feeling good"をよくカヴァーしているんだけど、彼女の歌はニーナ・シモンを思い出させる。
6. Justin Bieber "Ed Sheeran & Justin Bieber - I Don't Care"
正真正銘のスーパーポップスター、ジャスティン・ビーバー。あまりの暴れん坊ぶりに一時はどうなる事かと思ったが、2015年にリリースしたアルバム「パーパス」によって周囲を黙らせた。さすが若い頃からステージに立ち続けてきただけある。大衆性と言うものを本当よく理解しているなと。。。特に他に書きたい事はない。
7.Travis Scott "Sicko Mode ft.Drake
1周回ってロックスターと称されるトラヴィス・スコット。最近様々な音楽ジャンルでトラップが取り入れられている。トラップ制する者世界を制すくらい多様されている。それもこれもhiphopが様々な音楽とクロスオーバーし、影響し合っているからなんだろうけど、トラヴィス・スコットを聞いているとほんとそれを強く思うよ。
8.EMINEM "Rap God"
エミネムは何を貼ろうか迷ったんですが、これかなと。
ヘッドフォン売りのドクタードレーに見出され、もっとも売れたラッパーの一人と言われている。いまだにアルバム事に進化し、前作kamikazeは問題作として結構な話題となった。最近ではエミネムを芸人がマネた動画も話題になってて個人的にはツボ。ちなみにエミネムとエド・シーランは2017年にリリースされたエミネムのアルバム「Revival」ですでにコラボしている。
9.Young Thug "The London"
ファッションもラップも独特な雰囲気を纏っている。リル・ウェインとも揉めちゃうやばい人。。。すいません正直よく知りません。
9.J Hus "Did You See"
UK出身のラッパー。ダンスホールレゲエというか、レゲエに音楽的ルーツを感じさせる。ちなみにYoung ThugとはUK公演の際に共演している。
10.Ella Mai "Boo'd Up"
イギリス・ロンドン出身の正統派R&Bシンガー。一度聞けば万人の心に届いてしまうその声は、まさに次世代のR&Bシンガーだ。90年代R&Bを踏襲したこの大ヒット曲「Boo'd Up」のインパクトはすごかった。世間的にもぼく的にも。「R&Bはまだまだ終わってないんだな」と再確認できた曲です。次のアルバムもすごく楽しみ。
11.Paulo Londra "Adan y Eva"
1998年生まれの21歳とすごく若い。気持ちのいいラティーノポップが体を揺らしてくるが、スペイン語はもちろんわからない。。。
11.Dave "Black"
ロンドン出身のラッパー。この曲”Black"にもあるように、社会問題や政治に対するメッセージが多いようだ。淡々と畳み掛ける言葉に釘付けになってしまいそうになる。Paulo Londraとどんな掛け合いを聞かせてくれるのか楽しみ。
12.H.E.R "Focus"
以前当サイトでも紹介したH.E.R。気になる方は是非リンクを貼っておくので読んでもらいたい。彼女もまた次代のR&Bを背負って立つシンガーの一人になるだろう。
13.Meek Mill ”Going Bad ft.Drake"
ミーク・ミルが刑務所行きになったまま僕の中での情報が止まってて、このトラックリストに彼の名前があることに少し驚きました。調べてみると去年の4月に保釈されていたようです。
14.Skrillex "Scary Monsters And Nice Sprites"
言わずと知れたブロステップの生みの親、大先生スクリレックスの登場です。EDMの時代を作り、その後も自らとシーンを更新し続けシーン最先端を突っ走り続けるEDMの源流のようなお方。この曲が出た後こぞってDJたちがブンブン言わせてたよ。このブンブンサウンドはシンセのLFOをオートメーションで細かくイジってるんだろうけど、LFOってそんな使い方があるんだと目を丸くしたもんだ。一体どんな曲をエドと作り出すのか今からワクワクしている。
15.Bruno Mars "That's What I Like"
トラックリストの最後を飾るのは、これまた言わずと知れたファンクスター、ブルーノ・マーズ先生。楽曲の良さや完璧なパフォーマンスは、もはや成るべくして成った稀代のエンターテイナー。
1st「ドゥー・ワップス&フーリガンズ」、2nd「アンオーソドックス・ジュークボックス」で世界中に名を知らしめ、3rd「24K・マジック」で懐かしさ残るファンク要素を取り入れ全世代包囲網を遂行した。これをやりとげるバランス感覚がすごい。逆に多くの10代には新鮮に聞こえた事だろう。近所の野球少年でさえ毎晩流してたからな。
15.Chris Stapleton "Tennessee Whiskey"
ブルーノ・マーズと共に最後を飾るのはグラミー賞最優秀カントリー・アルバムを受賞したクリス・ステイプルトン。小細工一切なし、声も見た目も何から何まで生粋のカントリーミュージシャンだ。
この曲が収録されている「traveler」というアルバムでも何から何まで本人が演奏していて本当に傑作。その名の通り旅でもしているような気分にさせてくれる。
一通り並べてみましたが、hiphop界隈からの参加がやはり多い。そういうシーンから多くの影響を受けているんだなという事がよくわかりますね。僕個人としてはStormzyとElla Maiとの曲がすごく楽しみで、彼らの作品も凄くおすすめです。それではここらで筆を置いて発売までの間を待ちたいと思います。