Joy Opposites7月10日配信の新EP「Bad Phase」

まずはじめに、「Joy Opposites」がこのEPを完成させるにいたるまでに相当の苦難を乗り越えてきた事だろう。そして一つの答えであり、再始動の狼煙のようなEP「Bad Fhase」を届けてくれた。ありがとう!

「元FACTのメンバー」

正直言って今更アルバム2枚出してるバンドに使いたい言葉ではないが、「Joy Opposites」は元FACTのメンバーを中心に結成されたバンド、みなさんご存知のとおり2015年にFACTが解散してから2つのバンドに分裂。Adam、Tomohiro、Eijiの3名が「Joy Opposites」を結成、Hiro、Kazuki、Takahiroの3名が「SHADOWS」を結成した。FACTが人気絶頂の中突如起きた出来事だったし、頂点を極めたバンドであっても新たな活動で再浮上するのは至難の技ですからね。それだけに本当に惜しまれつつの解散でした。

そして現在までに「Joy Opposites」はアルバムを2枚をリリースしているが、今回7月10日に配信されたEP「Bad Fhase」が配信されるまでにベースのTomohiroさん、ドラムのEijiさんが脱退している。(ちなみにEijiさんは今年2019年からKen Yokoyamaのバンドのドラマーとして活動している)

この二人が脱退したという事にたいしてネット上では様々な意見が飛び交ったし、実際のところ何も知らないであろう外野にあれこれ言われてAdamさんをはじめメンバーも心中穏やかではなかっただろう。

結果的にこれが「Joy Opposites」にとってプラスなのかマイナスなのか、原因や理由はなんなのか?こんな事は知る必要のない事で「Joy Opposites」が解散という選択肢を選ばなかった事に大きな意味があるし、このEPを聞けた時はなんだか「心配かけてすまなかったね」と言われたよな気がしたよ。

 

Joy Opposites  "In My Bones"

これは1stからの1曲、ジャンルで言えばハードロックやオルタナティブロック。アルバム全体を通してメロディアスで聞き馴染みやすい作品になっている。

Joy Opposites "Bad Phase"

 

Joy Opposites "Holy Smoke"

「Joy Opposites」は次回作が読めないというか、「こういう感じでくるだろう」という期待、予想を裏切ってくれる。今回配信された上記2曲を含む「Bad Fhase」もそう。今までのロックバンドとしてのサウンドにエレクトロニックな要素が加わり、ビートも実験的で「Joy Opposites」が一新されている。はっきり言えば良くも悪くも客に媚びていないし、結果的に今の「Joy Opposites」が個人的には1番好きだ。

最後に今回の作品はFACT解散後、新たな1歩を踏み出した「Joy Opposites」が、さらに一歩踏み込んだ作品を作り出した作品になっていると思う。これに続くアルバムも楽しみだし、新体制になった「Joy Opposites」をこれからも見守っていきたい。それでわ。

 

 

 

 

 

 

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