【現代のロックスター】ポスト・マローンの茶目っ気がたまらない。

今回は2015年にデビューして以降、数多くのアーティストとコラボレーションをこなしヒット曲を連発させる現代のロックスターと言っても過言ではない存在...しかし日本では話題にもならないポスト・マローン。

そんな彼についての記事。

この投稿をInstagramで見る

dive bar tour by @adamdegross

@ postmaloneがシェアした投稿 -

先月ポスト・マローンは全米アルバム・チャート4週1位を獲得、これは今年2019年に発売されたアルバムの中での最長記録だ。

2018年にはザ・ビートルズが持っていた記録であるBillboard Hot 100に<6曲同時にチャートインさせる>という54年間も守られてきた大記録を大きく更新し<9曲同時にチャートインさせる>という偉業を成し遂げたのだ。

しかも驚くべきは彼の若さ。

この見た目、この才能でまだ24才なのだ。

ちなみに10月に発表されたイギリス国内30歳以下の長者番付1位に輝いた推定収入240億円と言われるエド・シーランでさえ29歳である。

もちろん年齢の比較をしてもなんの参考にもならない、ましてや音楽業界において年齢のアドバンテージなんてものはないのだが、彼の作り出す音楽や見た目とのギャップもまた彼の持つ魅力のひとつであるし重要なポイントだ。

ある日のインスタグラムの投稿をみてほしい。

このまま「IPPONグランプリ」のお題にできそうな程の構図、そして愛嬌のある笑顔。人間味のにじみ出るなんとも微笑ましい一枚である。

事実彼は日本でもプライベートで函館に滞在、地元のお祭りを楽み地元の方と飲んで歌って交流したという話もある。アーティストからの信頼の厚いエピソードもあって本当に魅力的なんだろう。

知らない土地の人や文化を素直に楽しめるというのは本当に素敵なことだ。

さて曲紹介をしていこうと思う。

Post Malone "Circles"

いわゆる失恋ソングだ。恋愛につかれたような様子を歌った曲である。

この曲を聴いてあらためてポスト・マローンというアーティストを再認識させられた良曲。下手な曲を書こうと思っても書けないんじゃないか?と思ったほどだ。さらりとしたメロディに軽快に流れるベースで乗せてくる。全てが正しい位置、正しい場所に置かれているような気がしてならない。

ほんとつくづくヒット曲をつくる所作をわきまえているなと思う。

Post Malone "goodbyes ft.Young Thug"

ポスト・マローンの肩書きを紹介するときにラッパーと言われることがあるが、まったくもってラッパーと一括りでは語れないだろう。ラッパーよりのシンガーソングライターとでも言えばいいだろうか?とにかくこの気だるくて果てしない独特の世界観に浸ってみて欲しい。

上に紹介したこの2曲は今年リリースされた最新アルバムに収録されている曲だ。期待以上の作品に仕上がっていて間違いなく1st、2ndを超える作品。カニエやトラヴィス・スコット、オジー・オズボーンまで名を連ねるポスト・マローンという名をさらに高みへ押し上げたアルバムだ。

まさに早熟の天才ポスト・マローン。これからどこまでスケールがでかくなるのか。親日家でもある彼が日本でも話題になることを楽しみにしている。

  • B!