Ed sheeran "Beautiful people (feet Khalid)"
イギリスが生んだポップスター、エド・シーランが2017年にリリースしたアルバム「DIVIDE」から2年ぶりのアルバムとなる「No.6 collaboration project」についてこの記事では紹介していきます。
2019年、現代のニルヴァーナと称されるビリー・アイリッシュが音楽シーンに風穴をあけ、今なおそのカテゴライズ不能な音楽に世界が熱狂している。
ただ間違いなく言えることは音楽シーンのメインストリームにいるヒップホップという音楽がなければ今日のビリー・アイリッシュは生まれなかった事だろうし、エド・シーランの「No.6 collaboration project」も生まれなかった事だろう。このアルバムは音楽シーン、チャートの縮図のようなものだ。
...と言いたいところだが、
このアルバム「No.6 collaboration project」は15曲収録されている。そのうち8曲にhip-hop畑出身のラッパーが参加している。過去にリリースした「No.5 collaboration project」は8曲中8曲全てにラッパーが参加している。 つまりhip-hopに造詣のあるエド・シーランがストレスなく好きにラップするアルバム。それが
「No.6 collaboration project」
なのだ。
エド・シーランの次回作は?
もちろんhip-hop色強めの今作ではあるが、他にも豪華なシンガーが参加している。Khalid、Camila Cabello、Bruno Mars、Ella Mai等、毛色の違うシンガーがアルバム全体を彩っているのだ。
前作「DIVIDE」に収録されているばか売れソング ”shape of you" では当時旬だったトロピカルハウスのプラック系のシンセのリフを入れていましたよね?洋楽を聴く方であれば誰もが聞いたことのあるフレーズだと思います。
流行やトレンドを取り入れるのであれば、今作「No.6 collaboration project」の中から次回作へとつながる指標となるような曲があるのではないかと思っていたんですが、どうやら次回作はブルース・スプリングスティーンのようなサウンドになるようです。アメリカのシンガーソングライターであるスプリングスティーンにインスピレーションを受けたアルバムは是非聞いてみたいところ。今から期待大です。
Bruce Springsteen "Born In the U.S.A"
さいごに
「DIVIDE」発売後、世界中をツアーして周り、結婚もして、不動産に投資しロンドンに住宅やレストランを所有して投資家としての才能も持ち合わせ、その間に曲作りもしている。
今回のコラボアルバム「No.6 collaboration project」はエド・シーランにとって気晴らしや気分転換の意味もあったのかもしれない。が、きっと次なるフェーズへの扉になるだろう。