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青春時代を描き若者たちの心を映す【羊文学】

羊文学(ひつじぶんがく)

塩塚モエカ(Vo.Gt)ゆりか(Ba)福田ひろ(Dr)の3人編成のロックバンド。

2012年に結成し2017年に今のメンバーに落ち着いている。その名と通り文学的な世界観を宿している注目のバンドだ。

誰もが必ず青春時代を過ごし大人になっていく。その感覚や思い出の美味しい部分を切り取るように歌詞と音に落とし込む羊文学の世界観は独特だ。

世紀末を歌った「1999」や”CD"という言葉を使った「雨」の世界は現代的ではない。現在のデジタル社会から見れば正反対のようにも聞こえるが、ただ単純に大人がいう”昔はよかった”という事ではない。

子供時代の浮き足立った感情や、人と物が作る物質的な温かみを思い出させてくれるのだ。

テープやCDでミックステープなんか作って友達にあげたり貰ったりしてたのは今はもう昔。スマホでプレイリスト作ってシェアする時代だ。そういうやりとりが希薄した今、羊文学が思い出させてくれる温かみは貴重である。

今回はもっと売れてほしい羊文学のおすすめ楽曲についての記事

洋文学 ”ロマンス”

アルバム「きらめき」に収録されている。

特筆すべきはファズの効いたジャガーの轟音ギター、そこに乗る耳障りのいい塩塚モエカの伸びやかな美しいヴォーカルだ。どこか冷めたような雰囲気でありながら芯の通った声が楽曲の勢いを増している。

この「ロマンス」という曲は今年配信されたのだが「この娘は、このバンドはこんな曲もかくのか」と驚いた。羊文学の幅の広さを見せつけた曲だと思う。

羊文学 ”天気予報”

羊文学の中でも割と<明るい>に振り切った曲ではないだろうか。

曲を聴き終わった後に小説を読んだあとのような感覚にひたれる。

羊文学はオルタナティブ・ロックバンドでありながら、そのサウンドにはアート性も宿していていてMVからもそれが感じ取れる一曲。

羊文学 ”1999”

”世紀末のクリスマスイブ”という羊文学らしい題材の曲だ。

2019年にこんな曲は彼女達にしか作れないし、彼女達にしか歌えないんじゃないか?

バンド初のクリスマスソングだけど、春夏秋冬1年中きける曲だよ。

12月4日クリスマスソング「1999」をCDリリース

嬉しいことに配信限定だったこの曲が、12月4日にCDシングルとして発売される。

カップリングにはアコースティックバージョンも収録され、音源をデータではなく物質的な物として手元に置けるのは嬉しい知らせである。

あらたなクリスマスの定番ソングとして「1999」が仲間入りすることに期待だ。

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