今月キングダムが公開されましたね。映画主題歌はONE OK ROCKの最新アルバムに収録されているWasted Night
今までのバンドサウンドや印象的なリフはおさえられて、奥行きのある壮大なアレンジに仕上がってます。
ここでぼくから見たone ok rockが歩んできた道を段階別に振り返ってみよう。
今のone ok rockにとって重要な年度は2011年、この年カナダのポップパンクバンドsimple plan(シンプル・プラン)がGet your heart on!というアルバムをリリースした。
だいたいこの頃LMFAOとか、デヴィット・ゲッタが流行ってて僕もそういうシーンの音楽を聴き漁っていた。だいたいこの辺りから世界的にもEDMブームに傾倒していったように思う。
話はそれたがsimple planにとっては原点回帰でもあるような、ポップパンクに磨きもかかって個人的にsimple planで一番好きなアルバム。そしてこのアルバムのプロモーションの一環として様々な国のシンガーがこのアルバムに参加していて、日本版に参加したのがTak。SUMMER PARADISEという曲だ
正直ファンで知らない人はいないよね。。
もう一気に洋楽。洋楽に憧れていた少年が洋楽になった瞬間である。
そしてこの後のアルバムからone ok rockは世界に向けて思いっきりギアを上げていく。
すごい音圧。俺がこの音圧狙ってミックス、マスタリングしたら音割れる。映画のタイアップも重なってこの曲で新たなファンの幅を大幅獲得したんではなかろうか。アジカンのソラニンやサカナクションの新宝島みたいに映画のタイアップ曲をしっかりキメてくるってのは凄いよね。
この曲はもともと持ってる楽曲のよさに加えてアレンジもハンパねえ。このアルバムからレコーディングの場が海外に移りサウンドがグッと洋楽に近づいた。
本当にアルバムを出すたびにステージを上げてきてる。自分たちをどんどん更新し続けてる。本人ら楽しいだろうな。
最新アルバムeye of the stormからの一曲。おそらくここら辺で「ん?」って思った人が多いんではなかろうか?きっと戸惑った事だろう。そして米津玄師に助けを求めたんだろ?
彼らも多少は不本意な気持ちがあったかもしれないし、世界的には彼らはまだまだひよっこかもしれないが、日本じゃアルバム9枚出してる脂の乗り切ったベテランですよ。そりゃ方向性も変わるさ。そうする事によって気持ちも新たにできるってもんだ。
それに今年のグラミー賞にノミネートされてるロックバンドの少なさと言ったらもう...流れがきてないんだよ。
ロックは死んだとは言わないが形を変えるしかない。実際EDMやヒップホップに僕はロックを感じることがある。
きっとブルーノマーズのファーストアルバムが24K Magicだったら売れなかっただろう。しっかりとDoo-Wops&Hooligans、Unorthodox jukebox この2枚のアルバムで畑を耕してから80年代香るR&B丼ブルーノマーズ全部乗せという種を植えたのだ。
そしてワンオクは今まさにその状態、クボタのトラクターに乗って絶賛耕起中なのだ。「人生×僕=でワンオクは終わった」とか言ってたお前マジふざけんな。まだ耕起中だわ!おとといきやがれ!
しかしバンドがナマモノなのもこれまた事実。どれ程の高さが彼らのゴールかは僕にはわからないが、今後も期待せずにはいられない。
最後にOne ok rockは進化したのか、退化したのか。僕のこの問いの答えは
耕起中です。。(個人的な感想です)
これら紹介した曲はアップルミュージックなどで配信されています。