カントリー 邦楽

そろそろ夏だからゆずでも聞こうか。

今月の5月から”弾き語りドームツアー”をスタートさせたゆずの二人。

いつの間にか大物フォークデュオになってしまって「夏色は知ってるけど最近のゆずは知らない」とか、「そもそもフォークソングなんてダサい、3代目聞くし!」みたいな存在自体スルーしてた人たちも今こそゆずを聞くべき時だ。平成が生んだフォークソングの雄”ゆず”を。。

https://www.youtube.com/watch?v=tfdEUFA73yI

弾き語りってすごいんだぞ!!

意外と弾き語りでドームツアーってありそうで過去になくて、それって結構すごい事なんだよ、だって弾き語りだけでドーム回るんだから。アコギだけで何万人の前で演奏する訳だからね。

楽曲制作の中にはアレンジという作業があるんだけど、例えて言えばスマホゲームの課金に似ている。もともとのアバターや装備を強化して防御力を高めて、かっこよくしていく感じだ。

曲も一緒で、もともとのコードやメロディにドラムが入って迫力が増したり、ギターやピアノで隙間を埋めたり厚くしたり、ストリングスを入れて空間を広げたり。楽器や用途は様々だが課金して楽曲のクオリティを上げていくのだ。

音源化して販売するならば音源用のアレンジをするし、ライヴをするならライヴ用のアレンジをする。大なり小なりみんなしているはずだ。もちろん全ての音楽制作がこうだという話ではない。

しかし今回のツアーは”弾き語りドームツアー”。素材のみだ。他の楽器は使ってもタンバリンとブルースハープくらいらしいが、タンバリンとハープって、ナイフと薬草くらいのもんだろ。みんな無課金のままクエストに出ないだろ?真っ白のタンクトップ1枚のままボス戦に挑まないだろ?

いるんだよそんな無課金ユーザーが。それがゆずだ。

生音で勝負できる強さ

ちなみに他のアーティストはバンド編成じゃないとライヴができないとか、生音だと実力が出てしまうとか、そんな話ではない。それはただやる必要がないだけで、ゆずは違う。根っこの部分ではストリートミュージシャンだったという事だと思う。自分たちのルーツを大事にして原点回帰したようなもんだ。僕は正直アコギだけでドームツアーをまわるって事はめちゃくちゃカッコいいと思ってる。

 

ツアー前に発表された新曲だ。アコギとタンバリンのみで二人のハーモニーの掛け合い、ギターも綺麗に掻き鳴らす感じが、これぞゆずの弾き語りと思わせる。

これは確かゆずの一番最初のアルバムだったと思う。1曲目の「てっぺん」と最新シングルの「SEIMEI」この2曲を聞いてみて欲しい、たった2曲だけどこの2曲の間には20年以上のゆずの歴史が詰まっていて、同じ弾き語りなんだけど、技術的な事はもちろん気持ちの変化や変わらない部分、色々と聞き比べることができる。

”人を愛する事、意味がわからなくて”って歌ってたけど、北川結婚したしドームツアーで文字通りてっぺん取ったようなもんだしな!20年経てばそりゃ色々と環境しかり気持ちの変化しかり色々あるか。

なんだかんだゆずは変わってない

前述のように路上畑で育ったルーツを大事にしててファンとの距離感もそうなんだろう。

話は少し変わるが、ギターを始めたいなって人はゆずの全曲集を買ってみるといい。コードも覚えられるし読み応え弾き応えは抜群にあると思う。マジで漢字辞典くらい分厚いからね。

それでは〜

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